【お寺】お勤めの作法

2021/03/09 コラム

お勤め、と記載すると難しいことである感じがしますが、ご先祖様に感謝をしつつご供養することなのです。
お勤めはお寺のお坊さんだけでなく、自宅にお仏壇があれば誰でも行えるものです。

▼お勤めを始める前に
まずはお仏壇をきれいにお掃除しましょう。仏飯と茶湯をおまつりし、お花のお水を変え、ろうそくを付けて下さい。
そしてろうそくでお線香をあげましょう。お線香はお勤めをする人の身を清め、仏様の慈悲を行きわたらせるものです。
しかし、集合住宅でご近所の迷惑になるような場合、煙の少ないお線香にするなどしたほうがよいでしょう。
また、仏壇の前に座る前に、口をすすいで手を洗い、身を清めてからにしてください。

■お勤めの作法
お仏壇の前に座ったら、数珠を左手に持って両手を合わせ、軽く頭を下げます。それからおリンを鳴らして読経します。
しかし、読経ができない場合は無理にする必要はありません。仏様に感謝を伝える気持ちがあれば十分です。
その場合、おリンは鳴らさなくてもかまいません。

■お勤めが終了したら
手を合わせて頭を軽く下げてからろうそくを手で消します。絶対に息を吹きかけて消さないようにしてください。
ろうそくはそのまま放置すると火事になる可能性もあるので、つけっぱなしにしないようにしましょう。

▼まとめ
お勤めは朝と就寝前の2回行うのが基本です。仏飯と茶湯は就寝前に下げて下さい。仏壇の扉の開閉については特に決まりはありません。
気になる場合は、お寺や仏具店などに相談してみるとよいでしょう。