お寺の収入はどこからくるの

2021/03/28 コラム

お寺の収入はどこからくるかご存知ですか。
お賽銭じゃないのと思った方もいるかもしれませんね。
確かにお賽銭はお寺にとって有難いものですが、それだけでは賄いきれないのです。
ここでは、お寺の収入について見ていきます。

▼お寺の収入源はお布施と護持費
お布施と護持費、この2つがお寺の主な収入源です。
それぞれ、どのようなものか見ていきましょう。

■お布施と護持費
お寺の収入源の一つとなるお布施は、葬儀や法事の際に檀家から受け取るものです。
もう一つの収入源の護持費は、清掃や供養など管理するための維持費で、お墓や納骨堂を購入した方から受け取ります。
拝観料もあるじゃないか言う方もいるかもいるでしょう。
確かに拝観料も収入には間違いないのですが、有名な一部のお寺しか得ることが出来ないのです。

■檀家の数が収入に繋がる
お布施や維持費は檀家から受け取るものですね。
つまり、檀家の数が多ければ多いほど収入は多くなり、少なければ収入は減っていきます。
檀家が30件前後のお寺では、住職の給料もままならないのです。
少々生々しい話ですがこれが実状、皆さんが抱いているイメージとは違いがあるのではないでしょうか。

■懐に全てが入るわけではない
受け取ったお布施はそのまま懐に、このようなイメージ持をたれているかもしれませんね。
お布施は懐に入るわけではなく、お寺の収入として計上され、そこから給料が支払われます。
そのため、檀家数が少なければ、それだけ給料も少なくなってしまうのです。

▼まとめ
お寺の主な収入はお布施と護持費の2つ、檀家数が大きく影響するといって良いでしょう。
収入や檀家数など現実的な話しでしたが、檀家でなくともお寺を訪れることは出来ます。
宗教法人木山寺は年中無休、四季折々の景観が暫し現実を忘れさせ心を和ませます。