熊手の意味とは?なぜ縁起物だと言われているのか

2022/02/01 コラム

熊手とは長い柄の先に、曲がったつめを付けた道具のことです。その形が熊の手のように見えることから「熊手」と名付けられました。
酉(とり)の市や十日えびすで縁起物として扱われる熊手ですが、どんな意味がこめられているのでしょうか。

▼熊手は商売繁盛の縁起物
熊手は商売繁盛を願う縁起物です。まさに商売人にとっては必須アイテムで、毎年熊手を買って、お店に飾る商売人も多くいらっしゃいます。

最近では商売繁盛の他にも、開運などのご利益を求めて一般家庭でも熊手を購入することが増えています。
熊手には七福神、松竹梅、大判小判などの縁起の良い飾りがつけられています。見た目も華やかなので、飾るだけで気分も上がりますよ。

▼熊手が縁起物だと言われる理由
熊手が縁起物だと言われる理由は2つあります。

■熊手で福をかき集める
熊手は落ち葉などをかき集める道具として使用されていることから、「運をかき込む」「金もかき込む」という意味が付随して、縁起物として扱われるようになりました。

■熊手で福をわし掴む
熊手は、熊の手以外にも鷲の爪の形にも似ていると言われています。獲物をわし掴みにする鷲にちなんで、熊手には「福や運をわし掴みする」との願いも込められています。

▼まとめ
酉(とり)の市や十日えびすでおなじみの熊手ですが、その形から福やお金を呼び込む縁起物として扱われています。熊手は伝統的な日本の文化。
商売人であれば商売繁盛、家庭であれば開運を祈り、熊手を飾ってみるといいかもしれません。