祈祷札とは
お寺などでよく見かけるお札。
「祈祷札」と呼ばれているのはご存知ですか?
種類や神棚への飾り方など実はよくわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、その祈祷札について紹介していきます。
▼祈祷札とは
祈祷札とは、家庭や会社の繁栄と幸せを祈願した札の事です。
お寺や神社でも呼び方が変わってきます。
▼祈祷札の飾り方
お寺でもらった祈祷札であっても、神棚に祀って大丈夫です。
お寺でもらった祈祷札も、神社で祈祷してもらった祈祷札も「祈願事の札」になります。
なので、神棚に一緒に祀っても構わないのです。
しかし、先祖の供養などは、仏壇で行います。
宗派によっても異なりますので、気になる方は参考までに。
■神棚が一社作りの時
扉が1つの物になります。
神宮大麻、氏神様、崇敬神社の順にお札を重ねます。
ここで、お寺のお札は重ねてはいけないので注意が必要です。
神様と仏様の場所も同じ扉に入れてはいけません。
宮形の外に向かって左側に白い布を敷きます。
清浄を保った上にお寺の御札を立てかけ並べて祀ります。
■神棚が三社作りの時
扉が三つの物です。
向かって右に氏神様、中央に神宮大麻、左側に崇敬神社を祀ります。
ここでも、お寺のお札は重ねません。
宮形(同じ屋根の下)に神と仏を祀らないように注意しましょう。
■神棚がない時
目線より高い位置で、家族が集まるようなリビングに祀るといいでしょう。
方角は、東を向くように祀りましょう。
▼祈祷札の処分方法
お札は、基本的に1年ほど経ったら処分します。
もらったお寺や神社などに返すか、自分でお炊き上げをしたりも出来ます。
▼まとめ
祈祷札にも、祀る場所や方法など様々な作法があります。
家族や会社の繁栄や安全を祈願している大切なお札なので、交換する場合も感謝の気持ちを込めて処分するといいかもしれませんね。